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玉子焼き鍋はなぜ銅でできているのか

銅の玉子焼き鍋は、玉子焼きの要です

タイでは「甘い玉子」「巻き玉子」と呼ばれています

             玉子焼きは、伝統的な日本料理を代表する一品として知られ、さまざまな場面で目にします。高級店の寿司にも、
コンビニの寿司にも、家庭でつくるものにも。好みに合わせて塩味のものも甘いものも選べます。
日本料理が好きな方なら誰もが知っておきたい一品です。 

              ところが、玉子焼きづくりが名前ほど甘くはないことを知っている方は、どれほどいらっしゃるでしょうか。実際には、たいへん細やかな心配りが求められます。
一生かけて学べる料理だ、とおっしゃる方もいるほどです。なめらかで口当たりのよい玉子焼きに仕上げるには、道具も技術に劣らず大切です。だからこそ、職人は特別な形の銅鍋を使うのです。


             玉子焼き鍋は市場にさまざまな種類があり、鉄のものもフッ素樹脂加工のものもあります。しかし日本の料理人が広く使い、いちばんよい仕上がりになる玉子焼き鍋は、やはり銅でなければなりません。銅は熱の伝わりが速いため、弱火の調理に向いています。火の通りやすい卵を加減しながら、一層ずつゆっくりと均一に火を入れられるのです。仕上がりはやわらかく、かたくならず、ほかの鍋で起こりがちな茶色い焦げ点もできません。銅は、申し分のない玉子焼きをつくるための理想の道具と言えるでしょう。

銅の玉子焼き鍋をはじめて使うとき

              銅の玉子焼き鍋をお買い求めになると、写真のような部品が入っています。鍋本体、木の柄、そして小さな釘です。まず木の柄を鍋に取り付け、それから開けてある穴に小さな釘を慎重に打ち込みます。小さな釘は1本しか入っていませんので、落として失くすと厄介です。また、銅はほかの金属よりやわらかいため、強く打ちすぎると継ぎ目が変形することがあります。ゆっくりと打ってください。しばらく使ううちに柄と本体のあいだが緩んでくることがありますが、あとから釘を打ち直して継ぎ目を締め直すことができます。

   

洗い方

              はじめて使う前に、やわらかいスポンジと台所用洗剤で汚れを落としてください。銅鍋に洗剤を使うのはこのときが最初で、そして使い続けるかぎり最後になります。これ以降は、使うたびに汚れを拭き取るだけで十分だからです。

              油を適量なじませ、使う前に弱火で4〜5分ほどかけておきます。火が強すぎないようご注意ください。銅は熱の伝わりが非常によいため、長く火にかけたままにすると、あっという間に焦げてしまうことがあります。

さあ、玉子焼きをつくりましょう

              組み立て、洗い、油をなじませたら、鍋の準備は完了です。銅鍋を使えば、色よく、おいしそうで、そして何より日本ならではのやわらかな味わいの玉子焼きに仕上がります。銅鍋での玉子焼きづくりを、きっと楽しんでいただけるはずです。

片刃の包丁は、思うほど研ぎにくくありません